六価クロムフリー「三価クロムめっき」
顧客のお困りごと
装飾クロムめっきにおいて六価クロムを用いた処理を行っていたが、環境規制のため六価クロムが使用できなくなった。そこで六価クロムを用いない代替装飾めっきを探している。
問題点1六価クロムフリー
問題点2六価装飾クロムと同等の外観をもっためっき
サン工業の提案
六価クロムの代替として三価クロムを用いた仕上げめっきを行うことで、下地めっきの光沢感を維持した銀白色のめっきが得られた。外観は従来の六価装飾クロムとほぼ同等のレベルを達成することができ、また従来よりもつきまわり性が向上したことも評価され六価装飾クロムの代替めっきとして客先に採用された。
ポイント1三価クロムめっき
ポイント2六価装飾クロムとほぼ同等の外観であり良好なつきまわり性を有する
解決できたこと(成果)
六価クロムを用いずに三価クロムによって従来とほぼ同等の外観・耐食性をもつ装飾めっきを得ることができた。
問題解決に関わり提供できる技術等の優位点
・六価クロムフリー ・従来の六価装飾クロムとほぼ同等の外観 ・つきまわり性の向上
担当者の声
国際的な動向として環境保全や消費者保護の観点から、製品に含有する成分についての規制はますます厳しくなっております。特に、EUではRoHS指令やREACH規則などを始めとする化学物質規制を積極的に導入していることから、日本の金属加工業においても六価クロムフリーのめっき処理の需要が高まっております。 今回のご依頼のように、サン工業ではこうした環境問題への取り組みに順応しためっき技術も積極的に導入してまいります。