製品の耐久性向上
顧客のお困りごと
現状は他めっきメーカーでアルミ部品に無電解ニッケルめっきを依頼しているが、耐久性を向上させたい。硬度を上げるために硬質クロムめっきも検討したが、硬質クロムめっきではめっき厚がばらついてしまい寸法精度が必要な今回の製品には向いていないことが分かった。
問題点1無電解ニッケルめっきでは硬度が足りない
問題点2硬質クロムも検討したが、めっき厚のバラツキが大きい
サン工業の提案
通常の無電解ニッケルめっき(HV550)に比べて硬度が高く(HV680)、耐摩耗性の良好な低リン無電解ニッケルを使用しかつ200℃の熱処理を行うことでさらに硬く(HV800)できることを提案した。
ポイント1無電解ニッケルめっきよりも硬い低リン無電解ニッケルめっき
ポイント2無電解めっき化による寸法精度の確保
解決できたこと(成果)
硬質クロムよりもめっき厚のバラツキを抑制し、かつ現状の無電解ニッケルよりも硬度を上げることで製品の耐久性を2~3倍に向上させることができた。
問題解決に関わり提供できる技術等の優位点
・様々めっきの提案
・迅速な試作対応
担当者の声
お客様が部品耐久性に困っているなかで最適なめっきを提案でき満足頂きました。その後も様々な相談をいただけているので、めっきのことなら当社としていただけているのはうれしく思います。