サン工業株式会社

めっき技術

これまで弊社で実績のあるめっき技術を用いた
様々な問題解決事例についてご紹介いたします

異次元の硬さをもつ“超高硬度クロムめっき”のご紹介

顧客のお困りごと

今回ご紹介する技術は、ビッカース硬度1800HvHRC79)以上を誇り、さらに耐食性にも優れた特徴をもつ、他社にはない弊社オリジナルの技術 「超高硬度クロムめっき」 です。

めっきの中でも特に硬く、滑り性に優れる硬質クロムめっきであっても、ビッカース硬さ1000HvHRC68)が限界と言われており、近年ではさらに滑り性や硬度に優れるDLC(ダイヤモンドライクカーボンコーティング)やTiN(窒化チタンコーティング)の台頭が進んでいます。

その一方で、上記のコーティングは厚膜化が困難であり、コスト面での課題もあることから、安価に様々な形状へ適応できるめっきという手法を使い、更なる性能向上を図った技術開発のニーズの元新しい技術を開発しました。

製品の寿命を延ばし、持続可能な社会に貢献できる超高硬度クロムめっきをぜひお試しください!

▮ めっきの中で異次元の硬さ 『Hv1800』

超高硬度クロムめっきは、めっき直後でもHv1100、めっき後に400℃ 1時間熱処理を行うことで、その硬度を倍近いHv1800まで硬化することができます。一般的な硬質クロムめっきは、熱がかかると硬度が低下する性質をもちますが、超高硬度クロムめっきは熱を加えることでさらに硬化し、同時に耐摩耗性も向上する特性を持ちます。

※大気中の熱処理ですと500℃以上の熱処理は変色します

▮『優れた耐食性』

金属クロムそのものは優れた耐食性を持つ一方で、一般的な硬質クロムめっきは、めっき中に亀裂が発生し、その亀裂から素材や下地のめっきの腐食が進むため、そのままでは防食目的としては使用できません。

超高硬度クロムめっきは、厚膜化しても亀裂が入りにくいように改良されており、めっき皮膜自体は優れた耐食性を持ちます。

▮ 耐摩耗性

硬さだけでなく耐摩耗性についても、高荷重の条件においては、硬質クロムめっきはもちろんのこと、DLCコーティングを超える耐久性を発揮します。

すべり性ではDLCコーティングの方が優れていますが、強く摩耗する環境においては、超高硬度クロムめっきの方が最適です。

▮ 用途

最大硬度を発揮するためには、熱処理に耐えられる素材である必要がありますが、めっき析出の硬度だけでも硬質クロムめっきよりも優れており、アルミ素材、銅系素材、鉄系素材問わず、様々な素材にめっき処理が可能です。

部品を長持ちさせたい、一番摩耗しないめっきが欲しいなどでお困りの際はお気軽にお問い合わせください。

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