耐次亜塩素酸水のめっき
顧客のお困りごと
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、次亜塩素酸水での消毒が行われるケースが増えてきています。中には自動噴霧装置のようなもので室内除菌を行うこともあるのですが、次亜塩素酸水は金属にとっては非常に厄介ですぐに腐食させてしまいます。
そこで、サン工業では次亜塩素酸に対しても高い耐久性を持つめっきを独自に開発しています。写真のように一般的なめっきの中では一番耐薬品性のよい高リン無電解めっきでさえ腐食させる次亜塩素酸Naの200ppm溶液に72時間浸漬しても外観の変化がなく、重量変化もほとんどないめっき皮膜となっています。
また、ノズル部品のように内径部にめっき処理が欲しい場合に対応して、大学との共同研究開発で無電解めっきタイプも開発しました。
まだ実用化に向けては課題もあると思いますが、この機会にぜひご検討ください。
次亜塩素酸水に対して、耐久性のあるめっきがなく、耐薬品性に優れる高リン無電解ニッケルめっきでも効果が無かった。
電気めっきだとノズルや継ぎ手などパイプ形状の内側にめっきできなかった。
電気めっきの場合は、エッジ部や側面部のめっき厚が厚くなる傾向があり、寸法公差やはめあいが悪くなってしまう。
サン工業の提案
次亜塩素酸に対して高い耐久性のある無電解めっき皮膜を大学との共同研究にて開発しました。次亜塩素酸だけでなく、過酸化水素にも効果があることがわかっており、現在のコロナ感染対策機器への応用が期待できます。
現在、ニーズをお持ちのお客さまに対して、サンプル処理を開始いたしました。少量であれば無償サンプル付けも可能ですので、この機会にぜひお試しください。
サンプルのご依頼は、お電話の他、問い合わせフォームからでも可能です。