オルセー美術館展2010―ポスト印象派
- 密かな楽しみ
やっと、新国立美術館の「オルセー美術館展2010―ポスト印象派」を観る事が出来ました。
5月の開催開始から各種のメディアで紹介されていたものですから、企画展の規模や作品はおおよそ理解はしていました。
オルセー美術館の珠玉のコレクションの中から、絵画の傑作115点を一堂に展覧した今回の展覧会を見逃す手はないとおもってはいましたが、開催終了まで1ヶ月を切った時点から、何時観ることが出来るのか少々焦りが出始めていました。
いろんな所用が重なっていた為、中々東京まで観に行く機会が今日までつくれませんでした。
ようやく時間が取れたので、朝一番のほうが空いているだろうと、早めに新国立美術館に出向いたのですが、既に20分待ちの混雑でした。
多くの人の波に漂い?ながらの鑑賞でしたが、それでも音声案内を聞きながら作品をしっかり鑑賞出来、久し振りに本物の絵画を堪能する事が出来ました。
今回の一番の収穫は、ゴッホやゴーギャン、モネ、セザンヌ等そうそうたる画家の代表作が並んでいた中、一番衝撃を受けたのはアンリ・ルソーでした。
以前感じていた何となく浮世離れしている画風は、異質で違和感もありましたが、今回作品「戦争」「蛇使いの女」を観た時それまで感じたことの無い感情を覚えたのです。
これらの絵は画集やTV等で見馴れてはいましたが、やはり本物に触れてみるとそれらの作品から発せられる作者の思いやメッセージが伝わってくるような気がいたします。
これからも、こんな機会があったら万難を差し繰ってでも出向いてみたいものだと思います。