雨のロワール
- わくわく旅行
今日はパリの南西に位置するロワール地方の古城めぐりの一日です。
雨の中車を飛ばして3時間で最初の観光地であり、今宵の宿泊地であるブロワに到着する。
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抜けるような青空の下の中世の古城も素敵だろうが、今日のような雨に煙る古城もその色合いがしっとりと深みを増し、これまた捨てがたい風情を醸し出し替えがたい素晴らしい体験が出来ました。
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今まで2回訪れた中国の桂林にも同様な感覚を持っており、最初の桂林観光の日は曇天で少しガッカリしなからの観光でしたが、2度目の桂林はピーカンの晴天でコーフンしながらの観光になるものと確信していたのが、あにはからんやケロッとしすぎた桂林に全く風情を感じることなく先の曇天の桂林を懐かしく想ったほどでした。ですから、次回の桂林は雨煙る文字通り墨絵の世界に出会ってみたいと切に思っています。
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雨のロワールも悪いはずが無く、とても貴重な風情を体感出来たことを幸運と感じているのです。最初のブロワ城、次に訪れたシャンポール城、シンメトリカルなシュヴェルニー城、川に浮かぶシェノンソー城、そしてアンボワース城に訪れる頃には雨も上がり虹も出てくれるロワール観光となりました。
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城ではその遠景を眺める絶好なポイントに着くと、そこには今朝ロンドンからフェリーに乗ってここに到着した、古き良きJEGUARの同好の士軍団に偶々出会い、古城に勝るとも劣らない彼らの雄姿に思わずうっとりとしてしまうのでした。
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雨のフランスも良いものだ。