オルゴール
- 密かな楽しみ
今年初めてのお買い物がコレでした。
正月に何気なくセレクトショップを覗いていると、ちょっと気になる風情でお店の片隅に佇んでいたのです。
土台の木の風合いと、そこに生えている可愛らしい花の色合いと造形のバランスがほのかな温もりを感じさせてくれたのでした。
これがオルゴールだとは最初気付かなかったのですが、上にある花をつついたりしていたら、クネッと動いたのでそれが紐で支えられていることが分かったのです。
それで花の部分の紐を引っ張ってみると、可愛らしいモーツファルトの子守唄のメロディーと共に、その花がゆっくり、ゆっくり、起き上がってくるのです。
その音色と動きがとても静かで寂しげで、でも最後にはしっかりと地面に根を張っていくような頼もしさも感じられ、なんだか今の会社の応援歌みたいだなと思い迷うことなく購入してしまいました。
これはスイスのKIENER社の製品なのですが、デザインがグリコのおまけを手がけたことで有名な故 加藤祐三氏であったことと、オルゴールがSankyo製であったことも、親近感が湧いた一因かもしれません。
厳しい幕開けの2009年ではありますが、このオルゴールの花のようにゆっくりでも、しっかり大地に足をつけた経営を心がけていきたいと思っています。