棚からぼた餅?
- 密かな楽しみ
勤労感謝の日である今日から明日にかけ、商工会議所の異業種交流会のメンバーと「小田原のシラス丼」を食し「アカサカサカス」を見聞する企画?があり参加する事になっていましたが、チョットした手違いで他のメンバーと歩調が合わず、昼間は単独行動し夕刻、赤坂で皆と合流することになりました。
さて、夕刻まで東京でナニしようと考えた時、以前NHKスペシャル「よみがえる浮世絵の日本~封印が解かれた秘蔵コレクション~」を見て気になっていた「ボストン美術館 浮世絵名品展」が、両国にある江戸東京博物館で開催されている事を思い出し、急遽行ってみました。
わたしは今まで本物の保存状態の良い浮世絵というものに目をふれる機会がなかったものですから、日本人として何か大切な忘れ物をしてきたような気がしていました。
そんな隙間を今回のチョットした手違いのお陰で、念願であった本物の浮世絵に触れることが出来ました。
今回特に気にかかっていたのは、NHKでもクローズアップされていた、歌川国政の作品でした。彗星のごとく現れ衝撃的な作品を数点残し、忽然と姿を消し再び現れた時には、デビュー時のオリジナリティーが消失してしまっていたと言う、現在のタレントにも似た数奇な運命を担った作家が歌川国政であったような気がします。
彼の作品は今回4点のみでしたが、肉筆画を除いた3点「市川鰕蔵の暫」「三代目市川八百蔵」「松本米三郎」は200年以上経た現代でも通じる斬新さが感じられ感動いたしました。
後は「鈴木春信」「喜多川歌麿」「東洲斎写楽」「葛飾北斎」「歌川広重」「歌川国芳」等、錚々たる作者の代表的な作品を堪能する事が出来たのはホントにラッキーだったと思います。
又こうした機会をつくり、色とりどりの感性を磨いていきたいものだと感じた後の、赤坂の夜も楽しかったなぁー!