キューバは何故平穏な国なんだろう?
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ハバナの街並みを見ると手入れが全くなされていない建物だらけではっきり言うとみすぼらしい街だ。海外に行く折、一番期になるのはその国の治安だ。街が汚い国は大抵治安が悪い。
ハバナの街並みを見ると、不安になりとても夜一人で街に出ようとは思わない。しかし、ガイドさんに聞くと治安は良くよる一人で出歩いても全く問題ないとのことだった。
人々の服装や風体をみたり住宅を見たりした中では、裕福な国でないことは一目瞭然だ。
しかし、人々の表情から左程不満があるように感じられないのが不思議だ。
貧困=貧乏=不満=政府に対する不信感、といった構図がこの国には当てはまらないようだ。道路は最低の状況だがそれなりに整備されている。しかしその道路を走る車が圧倒的に少ない。だからどこに移動するにも時間の心配がない。東南アジアの国々に見られるようにまず、自転車それからオートバイそして自家用車といった構図はこの国にはなさそうだ。まず、自転車に乗っている人がいない。そしてオートバイの姿は探す方が困難なほどない。もちろん自動車はとても高価だから一般の人々は買うことができない。鉄道はないから移動は多分バスなんだろうけどバスの姿も少ない。見ているとヒッチハイクのように道ばたで手を挙げて乗せていってくれる車を見つけている人はたくさん見かけた。また、乗り合いタクシーもあるようでひしめき合うように乗り合わせている光景はよく見た。知らない人の車に乗ることは躊躇うはずだがこの国ではそうした心配はないらしい。
とういうことは、隣人を信じられる国は平和でそこに暮らす人々は幸せなのかもしれない。文字通り物質の豊かさよりも精神的な豊かさを選択した人々の国がキューバなのだろう。