デジャブ
- 思いついたまま
若い時に体感したのに、大人になってからは、ほとんど体験しなくなったことの一つに「あー、この場面に一度遭遇したことがある!」「前に一度来たことがある」といった思いがありませんか?
若い時といっても思春期頃までしかその不思議な感覚は体験出来なかったような気がします。その一瞬の驚きにも似たハッとした感激はミラー化した世界が過去にあって、今と同じ行動と体験をしていたからこそ遠い異次元な現世にあって、記憶のかけらがDNAの一片に刷り込まれていたのが、その瞬間フラッシュバックしたのではないかと思っています。
その頃から私が信じているのは、もう一つの別世界又は過去がこの世には存在していることです。
何故ならそうした驚きに似た経験、体験は特に人生始まったころの全てが新鮮で目新しく感動に満ちた世界の中で、初めての場所で同じ体験、体感をすることなどあり得ないことだからです。
歳をとって来ると、そうした鋭い感性が無くなってくるのか、20代半ばからはそのような体験、体感をすることが無くなってしまいました。
たぶん、配偶者を得るまではある意味ヒトは動物の感性を持ちえているのに、家庭を持ち安定期に入るとヒトは人間になってしまい、そうした太古の本能が抹殺され、平々凡々の日常の繰り返しに慣れることにより、霊的な感性が抹殺されてしまうのではないかと思っています。
しかし、私は今でもそうした過去の現体験から「あの世」があるとやわらかく信じているのです。