「くらふてぃあ杜の市」と「木曽 漆器祭」
- 密かな楽しみ
例年より10日以上早く梅雨入りしたことにより、ここ一週間はぐずついた天気が続いていましたが、今日は久しぶりの晴天に恵まれた気持ち良い休日になりました。
ここ数年通っている駒ケ根菅の台での「15回くらふてぃあ杜の市」に中年のおっさん二人で行ってきました。この手づくり工芸展は年々規模が拡大しているようですが、今年はその半数を入れ替えたとかで、マンネリ化を防ごうとしている意図は感じられました。
でも、その結果お気に入りの作家・作品に会えないとすごく残念な気分になる(数年通うとそんな感覚が出て来るんです)のが不安でしたが、お気に入りの皆さんが今年も出店してくれていたので、とても安心しました。
特に最近ハマっている「工房 ものづきん」の高橋氏のブースに寄るのが楽しみでした。彼の作品にはいつもサプライズがあるので、こんどはどんな仕掛けで驚かしてくれるのかがとても楽しみなのです。今回もとてもユーモラスな動きのある作品が目にとまり、衝動買いしてしまいました。でも、こうした驚きはいつでもウエルカムです。
自分自身の還暦のお祝いと記念の作品製作を今回依頼しました。これから彼とキャッチボールしながら、どのような作品が生み出されるのかとても楽しみなスタートの日になりました。
午後は、木曽の奈良井宿で開催されている「木曽 漆器祭」に行ってきました。目的は、自宅で行うバーベキューでのお箸の仕入れです。
バーベキューと言えば、たいがい使い捨ての食器や割り箸が定番ですが、自宅で行うバーベキュー大会くらいは少しお洒落な食器や使い捨てで無いお箸くらいは用意したいものです。
食器類はポチポチ揃ってきましたが、お気に入りの木曽ヒノキのお箸が足りませんでした。で、購入の機会を探していたら今回の「第44回木曽漆器祭」を知って出掛けてみました。
お隣の奈良井宿でしたが、訪れてみて近くにこんな魅力的な空間があったのを初めて知りました。とてもしっとりとした古い街並みが大事に保存され、その悠久の歴史の中で歴史と共に共存する困難さを感じながらしばし散策いたしました。
お目当ての一組100円のとてもお買い得であると共に、これほどコストパフォーマンスが優れいるお箸は何処にもないと断言出来るお箸を10組購入した後、ここでも衝動買いで一寸高価な酒器片口を購入してしまいました。
でも、これでバーベキュー参加者が喜んでくれる顔を思い浮かべるとまんざらでもない豊かな気持ちになれました。
こうした、温かい手づくりのモノに触れる機会が増え、それらを手にする事によりこちらも心が温かくなれば、モノとこころが結びつく
とても人間にとって大切な関わりが生まれる大切な企画だと思うようになってきました。