人類最大の良き点の一つは、たぶん想像力（≒創造力）にあるのではないでしょうか？

他の動物では成し得ない想像（創造）力を人間だけが有することにより、人類の今日の繁栄があると言っても過言ではないのでしょうか。結構大上段に構えたタイトルでの話し始めになってしまいましたが、な～んのことは無く、今回十数年振りに冬のイエローナイフでオーロラに感動して以来のカナダ行きが実現したことに端は発するのです。

今回のカナダ旅行は、商工会議所の任期を今年の10月で迎えるため、任期末に部会長の慰労を兼ねた研修旅行を実施しています。
今年は幾多の変遷を経て結局ここカナダに落ち着き、機上の人となりましたが、直前まで微細で且つ重要な、様々な成すべきことに追われ、いつものように飛行機に乗って暫くしてようやく非日常の世界に入り込めたことを実感するのです。それは、録りためたDVDを見る瞬間であったり、iPodの新曲を耳にするときであったり、この日のために購入しておいたとっておきの本を読む時であったりする訳ですが、今回はバンクーバーに着く直前窓を開けたとき、眼に飛び込んできた光景でした。

日頃信州の山並みの中に暮らし、又、何回かヨーロッパアルプスを眼にしていても、カナダの山々を見た時、豊かな河と湖に囲まれ頂上にうっすら雪色に彩られた山々にとても新鮮な感動を感じることが出来ました。事前に旅行誌を仕入れることはもちろん、ここ3年間で録りためたBSの旅行番組でチェックはしますが、悲しいかな想像力の欠如により「行って見なけりゃ解らん！」とのいつもの結論を再確認しての旅たちになるのです。
でも、一回現地に行ってみて体験してみると、風景・匂い・色・温度・湿度・音・風が体に染み付く為、帰ってから数年たっても行って体験した国と地方の番組を眼にすると、瞬時に現地にワープすることが出来るのです。
だから、百聞は一見に如かず・・の言葉どおり、アタマで考えるより行動してみることが大切だと実感しています。