男鹿和雄展
- 密かな楽しみ
8・9日東京に出かけ、9月に伊那で開催される「健康いーなウォーク2007」の宣伝に行ってきました。
商工会議所担当メンバー4名で姉妹都市である新宿を中心に数箇所廻って来たのですが、私は途中でズルして東京都現代美術館で開催されていた「男鹿和雄展」を見て来ました。
以前から宮崎駿監督の作品は好きで「未来少年コナン」の時代からですので、相当年季の入ったファンといえるでしょう。
当然宮崎作品は全部手元にあるのですが、中でもお気に入りは「となりのトトロ」と前述の「未来少年コナン」、「紅の豚」といったところです。
一連のジブリ作品中、最近の作品の背景画の多くを手がけている男鹿和雄氏に関心をもっていた中、今日までその本物にふれる機会が無かったので、他のメンバーには申し訳なかったのですが途中でこちらに来てしまいました。
しかし、誤解を恐れずにを言えばアニメの背景画ごとき!?の美術展が開かれるとは夢にも思っていませんでした。
しかし来てみれば多くの鑑賞者で会場が溢れており、その関心の高さにビックリし、また嬉しく思いました。
夏休みの期間だったので当然子供達が多いものと考えていた中、案に相違してイラストレーター志望のような若者や大人が多かったのには2度ビックリしたものです。
2時間ほどじっくり鑑賞したのですが、その精緻な作品に驚くとともに仕上げるスピードにも驚嘆しました。3Fの展示室では製作工程の様々な説明がなされていましたが、閉館時間になってしまい、駆け足での見学になってしまったのは残念でした。
このような力のある職人がいてこそ、あの宮崎作品が成り立つのだと改めて認識いたしました。
私たちも製造工程の中で、あまり陽のあたらない部門を担当しているのですが、男鹿和雄氏に少しでも近づき光り輝けるようになりたいものだと考えながら会場を後にしました。