サン工業株式会社

社長のひとり言

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携帯電話の利便性と許容範囲

  • 思いついたまま

なんのこっちゃ?と思われるタイトルですが、この頃気になっていることです。
先日大阪の橋本知事が出した小中学校内携帯電話使用禁止が話題になりました。
わたしは橋本府知事のこの表明に「わが意を得たり!」と思いましたが、これは結構深い問題だなぁーとも感じました。

最近、飲み会に行ったりファミレスに行った折感じることは、それぞれのグループで仲良く会食していますが、必ずその中には携帯でメールしているか画面を眺めている人がいることです。

それが家族の休日の楽しい昼食の場でもあってもお母さんがメールしていたり、気の置けない仲間同士の飲み会の場であっても、メールに夢中のメンバーがいたりすると違和感を感じてしまいます。

メールや携帯に気をとられている人は、今目の前にいるメンバーとの会話より携帯の相手のほうが価値としては上位に位置していると思うからそちらを優先しているのだと考えるのは自然だと思います。
でも、そこに居合わせるメンバーからしてみるとチョッとした間のことだから、そうした行為はとがめることではない程のものとして、見て見ないふりをしてるようです。

しかし、わたしはその空間はとても寒々したものを感じてしまいます。だってその空間だけは、一緒に楽しんで時間を共有している場にもかかわらず、その瞬間その人は別の世界に住んでいるからです。

何となく解り難い表現になってしまいましたが、目の前で携帯を使われると私たちよりも携帯の相手のほうが大切だと・・この人は判断する人なんだと・・そう感じてしまうと、忙しい時間を割いて来たこの場の楽しさ、価値を共有出来ない淋しさ、を感じてしまうのは私だけなのでしょうか?

携帯やメールは時代が求めていたからこそ支持され普及したものですが、与えられた利便性の影に隠れたしまった人と人とのふれあいの大切さ(体温、心の中の声、言葉の行間)を感じ取る感受性が、携帯電話を使う私たちに求められているような気がいたします。

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