久しぶりのローマ
- わくわく旅行
ローマに来たのは何年ぶりだろう?
今回は伊那商工会議所の3年目の任期を終えるにあたり、正副会頭と専務理事の計5名でイタリアのトスカーナを旅することになりました。
トスカーナといえばワインが直ぐ思い浮かびますが、今回は我が郷土でも注目されつつある農家民宿の先駆者であるトスカーナのアグリツーリズムを実体験し、今後の郷土のまちづくりのヒントを得ることを目的とした旅行なのです。
その旅の起点がここローマであり、ここからいくつかの魅力的なトスカーナの村々を巡りながらフィレンツェまでの10日間の旅が始まるのです。
ここ数年ヨーロッパの主要な観光地に来るたび感じるのは、あまりの観光客の多さです。以前来た時にはもっと落ち着いて見学出来たのに、最近は渋谷並の人混みの中見学しなければならないことに、唖然とすると共に一抹の淋しさを感じてしまいます。
でも今回はバスの車窓からのローマ見物ではなく、中心街に位置しているホテルからコロッセオ、フォロロマーナ、パンテオン、トレヴィの泉、スペイン広場そしてサンタンジェロ城まで全てを自分の足で歩いて見学出来ましたので、ローマのスケールが実感出来ましたし、そのお陰で2000年の歴史をイメージしながらの散策とすることが出来ました。
しかし、如何せん観光客の多さとその喧騒にゆっくりと悠久の歴史と対話する雰囲気は全くありません。もしそうした環境をさがすとなると、昼間の時間が長い今の季節を利用して早朝5時ころから8時ころまでポイントを絞って散策すると、もしかしたらシーザーの時代にタイムスリップ出来るかもしれません。