パチンコと金融危機
- 思いついたまま
わたしはここ2~30年パチンコをやっていないので詳しい事は解りませんが、最近のパチンコは規制されたとは言えまだまだ賭博性は高く、より高度に電子化されたカジノのような華やかさがあるようです。
わたしが大昔パチンコに親しんでいた頃はとてもシンプルで、左手にパチンコ玉を握り一個ずつ穴に流し込み(今の様にタマを流し込む受け皿なんてありませんでした)、右手でバネ式レバーを弾いてトップにある何本かの釘の理想位置を目がけてひたすら打ち続けた記憶があります。
そうした時代のプロ級の人は、打ち方を見ただけで只者ではないなとすぐ解りましたし、パチンコがそのようにシンプルだったゆえに自分の力量に応じた遊びが出来ました。
最近チョッとパチンコ屋を覗いてみましたが、あの華やかさと電子化されたマシーンを見ただけで、ここは自分の理解を超えた世界であると理解し慌てて出てきました。
わたしは株を経済の動向を知る為という理由で、ホンの少し昨年から始めた全くの初心者ですが、思い入れのある企業の成長性を期待して応援するといった意味合いの株取引は大昔のパチンコの様で可愛いでしょうが、今回の金融危機を誘発した金融取引は最近の高度化したパチンコのように博打性が大きく、又、仕組みが複雑なのでプロでも全体像を把握しきられていないといった信じがたい現状が露呈されてしまいました。
憂さ晴らしのためのパチンコであったり、気分転換のためのパチンコであれば良いのですが、駐車場に置いてきた子供が熱射病で倒れたり、消費者金融に手を出してまで遊ぶというのはいささか本末転倒と言えると思えます。
パチンコで負けたとしても自分自身の痛みだけで済まされるのでしょうが、今回の金融危機はその参加者が被害を被るのは当然としても、その余波が関係の無いわたし達まで及ぶのは到底承服出来るものではありません。
正直者はバカを見ないゲームを誰か開発してくれないものでしょうか?