睡眠導入剤
- 密かな楽しみ
- 思いついたまま
ここ30年来寝酒が習い性になっていました。
寝酒を始めたのは大きな要因があります。サン工業は今まで2回移転しており、伊那市駅の直ぐ東側の東町で創業した後近くの天竜川沿いの狐島に移転したのが最初でした。
三十数年前に現在の伊那インター工業団地に移ったのが2回目の移転でしたが、若気の至りの勢いだけで後先考えず多大な借金をしての大博打?を打っての移転だったものですから移転当初は自転車操業で大変でした。もちろん、当初は毎月赤字の連続で足がすくむ思い毎日の連続でした。
今と違い当時は第一線で真面目?に働いていたわたしは朝一番から全力疾走しなければなりませんでした。ですから、夜寝ようとしても中々寝付かれず悶々としていましたが、とりあえず寝ない事には納品、人の手配、仕事の段取り、資金繰り等次の日やらねばならない事が山積してましたので、とりあえず寝ることが喫緊の課題でありました。
その時頼ったのがビールなのでした。最初は350mL缶でスタートしましたが、すぐに物足りなくなり500mL缶にグレードアップになり、次には500mL+350mLになる頃にはお腹が膨らんでしまう欠点が露呈してしまい夜も寝ず?検討した結果、そうだ!もっと強いお酒があるではないか!と気付き、ビール500mL+日本酒一合に移行していったのです。
30有余年鍛えた結果、最近では酎ハイ350mL+泡盛(42°)2杯に落ち着いてきました。しかし積年の負荷が内蔵に溜まってきて人間ドックを受けるたびに様々な数値が上昇して来てました。
長年飲まないと寝付かれないのではないかという恐怖感からナイトキャップ(寝酒)の量と質を最強なものへと構築して来ましたが、最近、勇気?!を振り絞って寝酒を止めてみました。当初はそれでも心配でしたのでお医者さんから睡眠導入剤を処方していただいてましたが、あることを試してみたら導入剤を飲んだ時とまったく変りなく心地よく寝ることが出来ることが分かりました。
最近発見した最も優れた睡眠導入剤は「Enjoy Simple English」を読むことです。この文字通りシンプルな英語の短編を読むことによって毎夜、アッという間に夢の世界に吸い込まれて行くことが出来たのです。