ルイス・バラガン
- わくわく旅行
- 密かな楽しみ
メキシコに来てみてフッと気がついた。そう言えばこの国に色彩の鮮やかさで有名な建築家がいたのでは???と。
メキシコ・シティー見学の初日に想いだしたのでガイドさんにそのことを聴いてみると、けっこう有名でその建築家・・ルイス・バラガン・・の建築を見るためにメキシコに訪れる人もいるとのこと。
訪れてみたいとリクエストしてみると、バラガン邸の見学には予約が必要で通常だと一ヶ月以上前から予約しないと見学できないとのこと。ただ、今回はこの地震でキャンセルがあるかもしれないからと、聞いてみてもらうと・・地震の影響で暫く見学の予定はたたらないと管理している財団の返答だとのこと。
ただ、バラガン邸以上に人気のあるヒラルディ邸はお孫さんの自邸で一般公開しているとのことで、お孫さんの了解が得られれば見学可能だとのこと(もちろん有料)だったので、早速当たってみてもらうとOKの返事。
喚起雀躍して、シティーにあったヒラルディ邸に出向いた。聞くと見るとでは大違いの言葉通り、そこは光の魔術に包まれたファンタステックな空間でした。
聞くところによると彼は図面が書けず、彼のイメージを弟子が図面に落としたとのこと・・しかし、世の天才は図面かしなくても頭の中で光の造形と時間の移ろいを描くことが出来るのです。
そうした天才の作品の中で、溢れる色彩に包まれていると得も云われる温かさと豊かさに心が解放されてくるのを感じられたとても刺激的な体験が出来たのです。
こうした予定調和にない体験が出来るのもプチ手作りの旅行の醍醐味なのかもしれません。