自動ドア
- 思いついたまま
ここ数年いたって目立つのは、本来であれば扉の取っ手やノブの位置に縦長の四角いプレートが張り付けられ、そこの中心をタッチすると開くドアが増えてきたことです。今や以前の扉の前に立つと自然にドアが開くタイプの自動ドアを完全に凌駕してきています。
確かに、入口近くを通り過ぎるだけで扉が開いてしまい、入る意志もないのに「いらっしゃ~い」と言われているようで困った経験をした事は誰にもあると思います。ですから、昨今の半自動ドアの普及は利便性優先のドア一辺倒の時代より、より合理的な賢い選択だと思います。
高度成長時代の利便性とずぼら最優先の自動ドアの時代から、少し不便かもしれないけどボタンを押して開くドアの方が合理的であり且つ省エネを求める時代に適合していると思います。
少し大げさな言い方を許してもらえるのであれば、これからは前に立てば自動的に開くドアが当たり前と思う時代から、自分の手で開けるドアの前に立たされているのが今の日本人で、これからは自分でドアをこじ開けなければならない時代になっていることに気付き、尚且つ自分で新たなドア(可能性)を創り出すことを実践していく若者が増えていくことが求められる日本になっていると思うのです。
わたしも安直な常識を見直しつつ、心新たに新しい年に向かっていかなければと思う今日この頃であります。