サン工業株式会社

社長のひとり言

経営に関わることや個人の興味関心について
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分岐点

  • ほんの出来事

長く生きてくると、その節々で様々な分岐点を迎えることになる。それは自分から求めて、そうした頂を極めようとチャレンジすることもあるが、一方的に壁が眼前に覆いかぶさって来る時もあり、後者のほうが圧倒的に多くて且つアタフタするものだ。今回の緊急?予防手術もそうで、この年末の忙しい中何故?・・とも思ったが「思い立ったが吉日」を旨としているわたしにとって、時期の延長は考ることもありませんでした。

丁度年末にかけて読み残しの本が大量にあり、且つ毎年年間52冊以上という読書計画達成に暗雲が立ち込めて来ていたところでしたので「渡りに船」とばかり、意を決して手術に臨んだのでした。

手術までの検査入院中の一週間は、CTやMR等の様々な検査が続きますが、頭部血管造影検査(頭部アンギオグラフィー)に於いて鼠径部(腿の付け根)から首筋までカテーテルを挿入し、造影剤を注入しDSA装置で鮮明な血管だけの写真を撮ることが出来る検査が一番辛かったです。この検査は先に記したとおり腿の付け根の大動脈からカテーテルを入れるので、術後6時間安静にしていなければならないのと、術後2時間は止血のため2kgの砂袋を患部にあて続けなくてはいけないのが辛い!

でも、手術までの一週間は読書も順調に推移し、術後は余り硬かったり難解な本は読まないほうが良いと考え、なるべく硬派な本を術前に読むことにしました。そして術後は、漫画や写真集を中心に眺めてましたが、2~3日経つとやはりフツーの本が読みたくなり、今は以前と同じペースで様々な本を手あたり次第読んでいます。

手術というピーク(分岐点)に向かう時とそれを乗り越えた時とは精神的にも緊張感が違いますし、術後の読書は未来に向けた新たな充電として新たな気分で迎えられるのがとてもポジティブで心地良いのです。これからも、いくつか分岐点は訪れると思いますが、今日のような前向きの気持ちと姿勢で読書に向かいたいと念じています。

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