信州大学経済学部では毎年この時期に県内の企業経営者を講師に招き「社会人特別講座（経営者と企業）」を開催しているとのことです。
今回は長野県経営者協会から講師の依頼をいただき、頼まれるとイヤといえない悪い性分が今回も災いし気がついた時には非常勤講師になっていたという次第です。
とはいうものの、闇雲に手当たり次第お引き受けする事は全く無く、今回は近々社会人になろうとしている学生諸君が聴講してくれますので、今の若者に伝えたいメッセージがあったものですからお引き受けさせていただきました。

しかし、講義の日が近づくにつれ少しずつプレッシャーがのしかかっては来ましたが、今まで会社でのSUNDay勉強会での資料が沢山ありましたので、それらをもとに今回のテーマ「企業の果たす役割”わくわくドキドキ”」といった、よく解らん命題でストーリーを創りあげ、講演に臨みました。
今若い人たちに伝えたいメッセージをストーリー化すれば、あとは今までの資料をそこに組み込んでいく作業になりますのでとても快適にPowerPointを作ることが出来ました。最後に微細な個所を流れがスムーズになるよう画面をリニューアルすると完成いたしました。

与えられた1時間40分という時間内で収まるのかが一番の難問でしたが、なんとかその時間内で収めることが出来一安心といったところです。
一般聴講生を含め300人を前にの講演は初めての経験でしたが、事前にリハーサルをしておいたため、何時ものようにアガルことなく自分でも不思議なくらい気持ちを込めたお話をする事が出来ました。
今回講義して感じたのは、信大の学生さんは真面目であることでした。講義終了後レポートの提出があり2単位になるとのことでしたが、なにより熱心に私の話に聞いていただき、またしっかりとメモしている姿がとても印象的に残りました。
事前の準備は大変でしたが、こうした貴重な経験をさせていただくことによって自分を振り返る良い機会になったことに感謝したいと思います。
松本キャンバスから伊那に向かう高速道路の夕陽は眩しかったですが、残り陽が祝福してくれているようでとても充実した温かさに包まれた帰路になりました。