5月は眠たい
- 思いついたまま
山々の木々が長い眠りから覚めて、厳しく寒かった冬を乗り切った安堵と歓びを全身で表わすように、それまでの茶色の衣服を脱ぎ捨て、目にも眩しい新緑の衣装で私たちを楽しませてくれる季節を迎えました。4月は季節の変わり目であり、気候の変動も激しく、又春一番に代表される強風に見舞われる日も多かったのですが、5月に入ると一転穏やかな日々が続きます。
そうした一年で一番心地良い季節を迎えた5月は総会の時期でもあります。
わたしの手帳はほとんど毎日何かしらの総会のスケジュールで埋まってしまっています。
そして、そのほとんどの総会はシャンシャン総会であり、形骸化したセレモニーに終始しているのです。
型どおりの主催者の挨拶に始まり、型どおりの来賓の祝辞、昨年とほとんど変わらない事業計画と予算書の読み上げ・・・それらに要する時間は短くて20分、長いのは90分以上かかるのも稀に存在します。
その間・・・・ひたすら睡魔をこらえ、魔の空虚な時間が一刻も早く過ぎ去るのを耐え忍ぶのです。
しかし、睡魔に勝てず一瞬・・頭がコクっとなった時、周囲からの嘲笑と鋭い視線を感じた瞬間、慌ててペンを持ち替えメモするふりをしてとり繕うとする自分が恥ずかしいったら・・・・。
そんなことの繰り返しをしつつ退屈な5月は過ぎていくのです。
あ~ぁ、眠たい・・・。