経済不況の乗りきり方
- 思いついたまま
アメリカに行くといつも驚かされるのは、お店に入った時ほとんどの店で「ハァイ!」と明るく声掛けられることです。こちらは、ホンのひやかしか少しノゾくだけのつもりなのだから、うさんくさい顔をされても当然と覚悟してお店に入るんだけど、あの「ハァイ!」に迎えられるとトテも戸惑ってしまうのです。
・ ・で、当然のこと、何も買わなくてソッとお店を出ようとすると、今度は追い討ちをかける様に背後から「ハブ ア ナイスデイ!」とこれまた明るく送り出される・・そこまでやられると、コソコソと卑屈になっている自分がイヤになってきてしまうのです。
やがてその軽やかなリズムに慣れてくるとこちらから「ハァイ!」なんて、少し顔を引きつりながら、声だけは陽気なトーンとテンションでアメリカ風な流れに溶け込もうとする自分がいるのです。
でも、当然疑い深い私のことですので、あの明るさの背後には何か隠された理由がある筈だと考えてしまいます。
以下、独断と偏見の目で考察すると・・・
1. 彼女(彼)らは店員であるが、私たちが思っているより高給取りか心が豊かであるからその言動にゆとりがある。
2. 彼女(彼)らは店員であるので、商品が売れようが売れまいがカンケイないから陽気にふるまえる。
3. オーナーから接客マニュアルを示されているのでそのとおりに接客している。
4. 彼らには表の顔と裏の顔があり、人(人種)を見てそれらを使い分けている。
・ ・と、まぁいろんな見方が出来ると思います。4の意見を言う人もいますが、わたしは何となく2か、もしかしたら1以上の理由で「どうせ同じ仕事をするんだら、楽しくしなくっちゃね」といった人生のエンジョイの仕方に貪欲ではないのではないかと思ったりしています。
・・としたら、こんな経済不況の中でこそ私たちはアメリカに見習って、これからはそれぞれの仕事の中で、それぞれシチュエーションに応じた人生のエンジョイの仕方を模索していく必要があると思ったりしています。