第5回サン工業コンサート
- 会社のフラッシュ
5回目を迎えたサン工業コンサートはしっとりとした企画で「大野利可 篠笛コンサート」を開催いたしました。
昨年に引き続き伊那北にある「きたっせ」を会場に社員を含め120名位の聴衆を前に、篠笛の音色に聞き惚れるひと時を過ごす事が出来たのです。
今回のコンサートは大野利可さんの他に共演で金子弘美さんが参加して下さいましたので、どちらかと言えば単調になりそうな演奏会が、とても立体感のあるステージになったと思います。
私も初めて篠笛の演奏を耳にしたのですが、驚きました。
最初は単なる竹の節目の間を利用した単純な楽器だと思っていましたが、本物の音に触れてみるとその迫力に圧倒されてしまいました。
会場のはるか後方から笛の音を奏でながらのコンサートの始まりはこれからの演奏の素晴らしさを予感できる幽玄な世界が醸し出されていたのです。
驚いたのは、あのような単純な楽器にも関わらず鼓膜が痛くなるような共鳴が生じ、それは音量というよりも演奏者の音楽に対する気迫がそうさせたのだと思わざるを得ないような理屈を超えた感動がそこにありました。
新入社員の研修の場でもある、このコンサートで6名がそれぞれ「篠笛って幾ら位ですか?」とか「演奏していて大変だなと思う時ってありますか?」のような可愛い質問にも楽しく応じていただけたのは、社員の指導者として嬉しかったです。
来年は、こうした経済不況の中開催出来るのかわかりませんが、人生の巾を広げる良い機会ですので地域の皆様と同じ感動を共有できることを願っています。