クリスマス・プレゼント
- 思いついたまま
遠い昔、小学生だった頃、先生からサンタさんは本当にいるか?との問いがあり、それに関してクラス中が「いる派」と「いない派」に2分され、白熱した議論が展開された思い出があります。
当然わたしは「いる派」で、その理由は「東京にしかないはずのおもちゃの電池自動車が枕元に届く筈が無い!」といった、とても説得力のある(自分としては)論戦をはったつもりでした・・・が、終盤はとても形勢が不利になって来たような記憶があります。
・・で、その当時両親からのクリスマスプレゼントで、今でも鮮明に記憶に残っているブリキの自動車があります。
それは真っ赤なアメリカ車で、電池で動きしかもライトまで光るとてもカッコいいブリキの自動車でした。
あれから数十年経った今年の秋口、いつものようにe-Bayを覗いていたらアノ車が眼に飛び込んで来ました。無性に懐かしく、一瞬のうちに小学1年生にタイムスリップしてしまったワタシは気が付いたら、Buy It Now・・のボタンを押していたのでした。・・・今年の自分へのプレゼントにしよう!と。
こうしたいきさつの末、「NOMURA Tin Litho Batt Op 1956 FORD T-BIRD HARDTOP」がわたしの手元に届いたのでした。そして、それは今日まで我慢して箱から出すことなく、大切に枕元に置いておいたのです。
クリスマスの今日、あの当時の自分に戻って、ワクワクしながら開封して見せてくれたの車の勇姿がこれです。
残念だったのは、電池を入れると動きはしますが、ライトがなんらかの原因で光りません。
ですがこれから、元の生き生きした車に甦らせる楽しみが出来たと考えれば、来年へのハリが増えたことになり嬉しくなります。
年をとってくると未来への夢が小さくなってくるのは、致しかたありませんが、過去の思い出と上手く付き合うことも、豊かな人生のおくり方になるのだなぁ・・と思っています。