ドネーション
- 思いついたまま
私が所属するライオンズクラブは「友愛と奉仕」を信条に掲げて活動しています。
そして、何か良い出来事があった時と、あるかもしれない事ある毎に「奉仕=ドネーション」と称して寄付活動を行っています。
ライオンズクラブの活動は親父から引き継いだものとはいえ、何となく会長になった今でも違和感を感じるのは奉仕という「上から目線」でした。それは、自分には人様に奉仕する資格がホントにあるのだろうか?といった単純な疑問が予てからありました。
そして、ここフィリピンに於いても教会から寄進(ドネーション)を信者に割り当てるのが主流で、そうした教会は確かにお金が掛かっているなぁ~、(儲かっているなぁ~)と一見しただけで分かる教会も多いのです。
しかし他方、地元の人から聞こえてきたのは、強制や割り当てでは無く、信者の皆さんの祈りと心からの願い聞いてもらえたことに対する感謝の気持ちの証としてのドネーションだけで運営している教会があると聞き、それこそが本物の宗教のあり方を具現しようとしている教えではないかと、フィリッピンに来て感じたことなのでした。
こうした浮遊する時代の中にあって、ドネーションとは狭義の奉仕ではなく、時代の変遷に係ることの無い確固たる価値観を共有する人が集える場がライオンズクラブであるべきだと思っています。
キリスト教のHolly Weekに今回のオープニングセレモニーを企画してしまったのはNGであると分かったのは企画が出来上がった後の事でした。
何はともあれ、ライオンズクラブの本来の信条を具現化した大きなドネーションである、明日のパヤタス、ライオンズセンター・オープニングセレモニーに向けて全力を尽くそうと思っています。