海の博物館
- わくわく旅行
伊那商工会議所の議員旅行2日目も昨日のトヨタテクノミュージアムにつづき新たな驚きがあった。
これまた全く期待していなかった伊勢志摩国立公園の浦村町にある「海の博物館」との出会いでした。
わたしが感動したのは、中の展示物でなくその建物にありました。パールロードから少し入ったところに位置する「海の博物館」は潮風がさわやかな豊かな緑に囲まれて佇んでいました。
エントランスからこれはセンスの良い建築だなァーと漠然と感じながら中に入ったのですが、大きく5つある展示館のレイアウトとそれらをむすぶ空間がとても素敵でした。
自然の地形を最大限生かし、建物の間を移動するのが楽しくなるような豊かな空間を醸成していたのです。
また、建物本体も木の素材を生かした落着いた外観であり、そこにある扉は鉄板をオブジェのように効果的に配置し、その色と質感のバランスがとても魅力的でした。
後で調べたら内藤廣という高名な建築家の作で、この博物館は芸術選奨文部大臣新人賞、日本建築学会賞、第18回吉田五十八賞、建設省選定公共建築100選に選ばれていることがわかり納得しました。
こんな思わぬ出会いがあることがこうした旅の魅力であると改めて感じた今回の旅行でした。