高雄のエコ遊覧船
- わくわく旅行
初めて来た高雄で感心したことは、夕食後乗った遊覧船です。
高雄の中心を流れる愛河をクルーズするのが「愛之船(愛河クルーズ)」です。30分ほど建国橋から高雄大橋の間をゆっくりと遊覧するのですが、クルーズ自体は特筆すべき事は見当たりませんが、そこで使用されているクルーズ船がとってもエコでした。
屋根全体にソーラーパネルが引き積められており、動力は従来のディーゼルエンジンでなくモーターにより駆動されていました。
2回ほど訪れた中国桂林の観光では、周囲の景観の素晴らしさと相反した観光船の騒音に、全ての幽玄さがスポイルされてしまっていました。そこに、アノ中国人の騒音が折り重なるのですから残念ながら何をか云わんやの世界になっているのです。
時として華やかで賑やかな演出が必要になる企画も必要でしょうが、ここ高雄の遊覧船へのエコ導入は時代の流れとともに、これからの観光のあり方への示唆に富んだものとも思います。
全く音のしない遊覧船に乗り、静かな河面に映る華やかな電飾の様々な色彩を眺めていると、一瞬異次元な世界にワープしたような錯覚に陥ってしまいます。
このような未来を見据えた企画が出来る台湾という国に、もう少し目を向ける必要があるかもしれません。