マルセイユの海がキレイな訳
- わくわく旅行
昨日はプロバンスの丘陵地帯を満喫したものですから、今日は海に繰り出そうということになり、ボートをチャーターし、マルセイユ港の西側に広がる「Les Calanques」国立公園一帯を海からCASSISまで巡りました。
午後2時の出航まで「ノートルダム・ド・ラ・ギャルド・バジリカ聖堂」や市内を観光し、結局我々4人だけの貸切となったちっちゃなボートで観光に出かけました。
CASSISまでは沖合いを直行し、そこからいくつもの入り江に寄りながら午後6時半までの4時間半にわたるゆったりとした船旅です。
途中のPort-Pin(たぶん)で人組みのボートに接近したところ、彼らはボートで海釣りを楽しんでいるようで、何が釣れたのか?と言うと大きな太刀魚を自慢げに見せてくれました。
そのボートには地元のワイン醸造家のオーナーがいて、彼が造った白とロゼワインを振舞ってくれたのです。お陰で持ち込んだ赤ワインとボートの持ち主がくれたロゼとですっかり酩酊してしまいました。
色合いと光景が入り江を旅する毎変わるのを楽しんでいるうち、ホートガ途中で変な動きをする事に気がついたのです。
ボートのオーナーのDominidueとガイドのOscarさんがタッグ?を組んで海に落ちているペットボトルや浮遊物を一生懸命拾い上げているのです。こうした彼らの当たり前のような行動は、環境問題が表面化した最近からの行為ではなく、連綿とつづく環境保全の精神から発生したものだと感じることができました。
抜けるような青空の下、紺碧な海の変化と日光浴を楽しむ人々たちの移り行く様をほのぼのとした感覚と共に、彼らのさりげない行動にマルセイユの陽光以上に熱い想いを目の当たりにし、とても景色の美しさを超えた豊かさと決意を体感し、とても嬉しく思いました。
夜は、☆☆☆レストランである、「LLe Petit Nice」で華麗で優雅なディナーを堪能したのです。