サン工業株式会社

社長のひとり言

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薪利用シンポジウム ~先導的な低炭素地域づくりを目指して~

  • ほんの出来事

私にとっては貴重な休息日である土曜日は、極力私的な目的に使いたい休日でありますが、商工会議所の会頭という立場をいただくと、中々わがままは言っておれません。

今日もお昼から地元の「伊那市経済同友会」の新年会があり、昼間からお酒を浴びるほど飲める絶好の機会ではありましたが、2時半から伊那市役所の多目的ホールで「薪利用シンポジウム」が開催され、後半のパネルディスカッションのパネラーとして参加しなくてはならないため、大好きなお酒も我慢せざるを得ませんでした。

シンポジウムは、昨年認定された「南アルプスユネスコパーク」を記念した事業の一環で、地元の㈱ディーエルディーの主催、伊那市の共催で企画され、県の上伊那地方事務所と私たち伊那商工会議所等の後援の下開催されました。

伊那市が日本一の薪利用の先進地である事実を踏まえ、森林を守りながら、さらなる利用を進めるための方策を進める起爆点になることを期待してのシンポジウムになりました。驚いたことに、100席用意した会場にはその倍の200人ほど参加していただけた企画になりました。このことは如何にこの地の皆様が森林と自然と寄り添った生活を望み且つ、今後に関心ある地域であることが改めて認識できたのです。

第一部の東京大学の寺田徹先生の「使って守る里山~西箕輪における薪利用の実態」と、信大の安江先生による「薪乾燥の科学的検証」、それに同じく信大農学部の上原先生による「森林環境の保全と薪利用の地元での両立の実例」の発表を頂きました。第二部として「自然シンボルと共生した低炭素づくりを目指して」のテーマの下に、白鳥伊那市長、県から小林さん、そして地元の経済団体を代表して私がパネラーとして先の先生方と参加いたしました。

このパネルディスカッションを通じて改めて感じたのは、伊那の地が豊かな天然素材を活かせる理想的な地であることが明確になったことと、その認識を共有できる人たちがとても多いことに、これから上伊那の地が日本の自然エネルギーの理想的利用のモデル地域になれる可能性、いやそうならなければならない使命感のようなものを感じたシンポジウムになりました。

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