Newsweek
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余り人様には言えませんが、今年の5月から60の手習いで英会話の勉強を始めました。
日暮れて道遠しとはこのことで、私は英語を義務教育で習ったはずなのにアノ数年間の学習とは何だったのだろう?と今さらながら感じ入っています。
・・で、英会話は早々白旗を揚げたものの何となく英語に未練があって、機内で読む本をセントレアのTSUTAYAで探していたところ、Newsweekの日本語版と英語版があったので、双方とも購入してみました。
英語版は当然チンプンカンプンですので、片隅に追いやって日本語版を読んでみるとこれが結構面白いんですね。面白いと言うのはチョッと語弊がありますが、その面白さは視点の差にあります。
私は今まで日本で編集された本や雑誌しか目にしていなかったのですが、Newsweekでは当然のことですがアメリカからの視点でレポートされています。同じ事象でも、編集する国によって違うとは漠然と思ってはいましたが、手にとって読んでみるとその違いが実感出来ます。
考えてみると当たり前なことで、ここ最近日本と近隣諸国の間で燻り出した領有権の問題も、「喧嘩両成敗」の言葉どおり双方の意見を聞いた上でなるべく公正なジャッジをするのが基本中の基本であるに関わらず、いままで日本のマスコミの情報しか受け入れてこなかった浅はかさを62歳にして初めて気がつきました。
これからは、こうしたそれぞれの立場の情報を入手し把握することが、大局に立った理解の構築とその先に導き出されるであろう、地球規模の全体利益の創出に欠かせない行程であることを改めて認識した一冊となりました。