秋のノイスバンシュタイン城
- 思いついたまま
ノイスバンシュタイン城に来るのは13年ぶり3回目で、最初に訪れたのは1992年だから13年毎に来ていることになる。と言うことは次回来るのは2031年81歳になった時ということなんだなぁ。その時は足腰はしっかりしているのだろうか?周りに迷惑かけずに来ることは出来るのだろうか?あまりに遠い未来の話なので戸惑ってしまう。
過去2回訪れた時の写真を見てみると、今回ほど抜けるような空の青さを背景に出来た写真はないし、素晴らしい紅葉も初めて目にする光景だった。
こんなにも季節と天気によって訪れた観光地のイメージが変わるものだと改めて感じた。ルードリッヒⅡ世の苦痛とロマンを体現したノイシュバンシュタイン城を改めて見ると、さほど歴史が古くない建造物だが、一人の人間として皇帝に生まれてきてしまった男の疑心暗鬼の現実の世界から逃避したい活路として作らざるを得なかった・・しかし、皮肉なことにその完成を待たずに湖に沈んでしまった・・深い人類の根源から抱えている悩みを垣間見たような気がした。