サン工業株式会社

社長のひとり言

経営に関わることや個人の興味関心について
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わたしが本を売らない(又は売れない)訳

  • 思いついたまま

最近はBOOKOFF等の新しいタイプの古本屋さんが出来ているし、Amazonの中古本もとても利用価値が高く重宝していいます。
そんな本を手にする時いつも思うのは、こうして本を売る人は、本を高く売るため神経を使って読んでいるんだなぁー、といつも感心してしまいます。
でも、そんな思いと裏腹に、本を読むのにキレイに読むのは大切ですが、その本を売るために神経を使うのは本末転倒ではないかとの思いの方が強いのです。

と言うのは、私の読書は赤鉛筆片手に心に響いた一説や思いがけない考えやハットした言葉に出会う度、その箇所に赤線を引くことにしています。(当然小説類は別格で、ここでは実用書あるいは経営に関する書物に限ったお話です)そして、そのページの上角をそのページに向け一寸折っておきます。(以前は都度、付箋紙を貼っていましたが煩わしいので今は単純に角を折っています)

私のように記憶力が人並み以上?に劣っている人間の知恵として、2度読むと飛躍的に頭の中にその言葉が刷り込まれることを経験値として体感しています。
一冊の本を読むのに2~数時間かけますが、案外その時は感動しても、時と共にその記憶は薄れてしまいます。
そうした悲劇!を減じるには2度読みはMUSTだと思います。
その2度読みを確実且つ短時間のうちに達成する方法が、上記の作業であることを長年の試行錯誤の結果導き出したのです。

ですから、私にとって価値ある本ほど赤線だらけで且つ、折り目ばかり多くなってとても売りに出される代物にはなりません。
汚く(他人には)書き込まれた赤線だらけの本ほど、私にとっては価値ある本の証左になっているのです。

だから、私が本を売らない理由は、売らないのではなく売る事が出来ない本が多ければ多いほど満足出来るので、より多くの売れない本を求めているからなのです。

 

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