フランス料理と中華
- わくわく旅行
- 思いついたまま
今回、中国を旅して感じ入ったのは中国料理の手際よさでした。
これは、多分にガイドさんの気配りによるところも大だったとは思いますが、大きな火力を最大の武器にした中華料理のパワーとスピードが成せる業なのでしょう。
昼・夜どの食堂に行ってもせっかちな我々のグループが席についてまず、冷えたビールを注文し、それらがコップに注がれると同時に(当然前菜は既にテーブルに配置されてます)最初の2~3品が供されます。
この手際良さは秀逸で、下手をすればお酒好きな我々も、お酒に見向きもせず次から次へと供される珍しい料理に夢中になってしまっていたりします。
これら中華料理と対照的なのが、先に行ったフランス料理なのではないでしょうか?なにしろ、最短2時間、最長3.5時間といった世界ですから異次元の世界といって過言は無いと思います。
今回のメンバーでフランスに行ったらと想定すると、「ワインが出るのが遅い」とか「ワインの種類なんかどーでも良いじゃないか」とか「料理と料理の間が長すぎて待ちきれん」とかのブーイングが目に映るようです。
私としてはどちらも良いところが文化としてあることに又、世界の食の奥深さと多面性を享受できることの幸せを感じてしまいます。これからもお国柄と同時にそれぞれの文化と食のこだわりを大切にし、ファーストフードに流されない尖った食文化を競い合っていって欲しいものだと願ってやみません。