大石さんの手
- 会社のフラッシュ
大石一男さん(64)はサン工業に勤続すること35年になる一番古い技術者であります。
4年前に60才の定年を迎え、その後契約社員として今でも現役でバリバリ活躍しています。
不幸にも昨年暮れ長年連れ添った奥様を亡くされ、最近は余り元気がありませんがそれでも気丈に仕事に励んでくれています。
「段取りの大石」と言われるくらい、手際よく手の速さでは今でも彼の右に出る者はいません。大石さんの動きを見ていると、前を向いて歩くことは無く、常に周りを見て全体の動きを観察し、ムダな動きをしている社員はいないかチェックしながら、最大の効率を追及する姿は若手社員の見本だと思っています。
彼の手(特にあの太い親指)を見れば、その働きぶりが想像出来ることでしょう。
朝からドンブリ飯3杯食べるとのことですが、それこそが大石さんのパワーの源であることが解ります。顔に刻まれた深い皺が技術屋らしくとても良い表情ではありませんか。
まだまだ若いモンには負けないと言う大石さん・・あまり無理せず体のつづく限り第一線で活躍してもらいたいと思っています。