ドロミティへの旅
- わくわく旅行
大阪のシェラトン都ホテルに前泊しているが、今週初めから極めて大きな台風10号の迷走がメディアを賑やかせているが、思いのほか速度が遅く、出発日の31日深夜に関空に最接近しそうだが、幸い勢力が衰え予定通り出発出来るような気配。
今回の旅は三晃鍍金の岡田社長との二人旅。仲良しの二人で旅行すると周りから??な目でみられるが、全く気にせず「離婚した二人での友達関係になった旅行」と周囲に冗談を言ったりして、周囲の反応を楽しみながら旅をしています。
台風があり、今回の旅行の開催が危ぶまれたが、かえってどのようなハプニングがあるのか?出発出来るのか?出来なかった時のホテルはどうなるのか?旅先でのスケジュールは?特にハイライトの前半のドロミテ観光が短縮されたら?保証は?
そんなことを楽しんでいる自分がいるのが、サン工業が今まで沢山の山谷を経験してきたがこのポジティブさが今日のサン工業を作り上げた大きな要因であるような気がしている。
約10年ぶりのA380に乗り、エミレーツ317便は予定通り台風の影響も全くない中ドバイに向かう。2Fのビジネスクラスは空いていて約半分の乗車率だった。さすがエミレーツのビジネスクラス。バーカウンターが充実しており、貧乏性の私は欲でお酒をもっと飲もうと思ったのですが、体力の限界もあり雰囲気だけ楽しんだのでした。
ベネチアに着いた後、パドヴァまで移動し一泊してからドロミティらしさを感じる山々を眺めながら、コルチナダンベッソに入り今日の宿泊地であるホテル・デ・ラ・ポステに到着。直ぐにコルチナの街を散策し唯一のデパートに入り原稿用紙と帽子を物色するが、帽子は高い上にイメージに合わないものだったので、帰り道で寄ったお土産屋さんでノートだけ購入。ここで購入したノートに最近の思いを沢山書き込むことが出来、安いノートだったが私にとっては貴重なノートになりました。
06:00 ホテル発。トレ・チーメへ。天気は最高!途中ミズリーナ湖で印象に残る写真を撮りゲートでは30分近く待たされたが無風の晴天の素晴らしいドロミテの山々の一角に入り込んだ。
トレ・チメの3山であるチマ・オッチンダーレ(オヴェスト)、チマ・グランデ、は見えたが暫く歩かないとチマ・ピッコロは見えてこないそうだ。
アウロンツォ小屋からハイキングスタート!絵にかいたような、それでスイスアルプスとは又違った雄姿をほこるドロミティの一角の山々を見ながら贅沢なハイキングを始めた。三晃鍍金の岡田さんとのツーショット。
途中ラヴァレード小屋で休憩しチマ・ピッコロの裏側とトレチーメの裏側を望める鞍部まで約2時間のハイキングだったが、あっという間のウォーキングといった感じだった。どこを切り取っても絵になるとはこのことなんだなぁーと改めて感じ入ったハイキングになりました。
ポルドイ峠。ロープウェイで4分間でサッソポルドイの頂上まで駆け上がる。360°の素晴らしい展望の中、さながら猿の惑星に迷い込んだような錯覚に浸りながら40分ほど散策する。
この頂上で初めてウイングスーツに包まれた鳥人間があっという間に飛び降り急峻な岩山の間をすり抜け森林上空でパラシュートを開く姿を見た!やはりヨーロッパには命知らずのスケールの人間がいる。何人も死んでいるそうだが、初めて飛んだ人間の神経は想像出来ない。アングロサクソン恐るべし。
サンタ・マッダーレ。何とか雨は降らないが山の上には雲が漂い写真撮影にはイマイチ。麓のホテルで1.5€を払いトイレ休憩の後、結構のアップダウンを繰り返し教会を過ぎ目的地であるフォトポイントに着く。絶好の天気ではなかったが雨に降られなかっただけでも幸運ということにしよう。
バローロ村。人口600人くらいの小さな村でバローロの歴史やワインの製法を聞きに村の「Marchesi Di BAROLO」に行く。ここでバローロの由来とその作り方をガイドの女性から説明を受ける。紙芝居風のプレゼンが先端ではなく古風の中にもお洒落感が出ていたのがとてもワイナリー?にマッチしていて良かった。
今回の旅行の最後の晩餐会会場であるホテルのレストラン。 旅も終わりとなると皆さん打ち解け和気あいあいのとても良い雰囲気の夕食になった。しかし、旅行社で出してくれたワインは少し物足りなく、追加で今回の旅行のハイライトの一つであったバローロのワインが無かったので、僭越ながら私が3本!追加した。でも5~6万円足らずの追加で皆さんが喜んでくれるのであれば、とても良い機会になったと思う。出しゃばらずにいたいものなのだが・・。