カメラの限界
- 思いついたまま
- わくわく旅行
旅先、特に海外に行くと処かまわずシャッターを切り続けている自分に気づく。
何でこうまでして旅行者はカメラを片時も離さずシャッターを押し続けるのだろう?
多分、2度とは来ないであろう彼の地の記憶を少しでも残しておこうとする心情と、自分が歩んできた道が写真を撮るように具体的な姿かたちで残せないが故に、人生のエポックとして残そうとする本能に近いものにより突き動かされる行為なのでしょう。
そんな訳で、今回もカメラ持参で何枚も写真を撮ってはいるんですが天候もすぐれず、陰影の乏しい何ともフォーカスがはっきりしない写真しか撮れません。
ノルウェーの特長的な家々の様子や出来れば、そこに暮らす人々の生活さえも垣間見えるような写真を撮りたいと、結構緊張しながら観光の移動の間もアチコチ目を懲らしつつのバスの旅であったりするので、気が休まりません。
この地の代表的な家々の佇まいと、そこでの生活がイメージ出来るようなショットを狙ってはいますが、如何せん限られたコースでバスからだったり限られた休憩時間の中だったりですので、満足出来るような写真はほとんど撮れません。
ですから、最近は諦めてそうした理想の写真はプロの写真家の作品集を捜し求めたほうが、結果的に自分の求めている世界を入手出来るのではないかと思い始めました。
そうした写真集は、プロヴァンスであてれ、トスカーナであれ中々思ったような写真集に巡りあえませんが、そうした共感できるアルバムを探すことも、旅を終えた楽しみの一つになるかもしれないと、今回もノルウェーやスカンジナビアの家々の写真集やインテリアの写真集を帰国したら探してみようと新たな楽しみを発見した旅になりました。