サン工業株式会社

社長のひとり言

経営に関わることや個人の興味関心について
オン・オフ境目なく発信しています

「~しなければならない」世界からの脱却!?

  • 思いついたまま

毎年、年末になってくると少しずつ肩の荷が下りてくるのを感じるのはなぜだろう?・・と漠然と考えている時,気付いたのは年末までに「~しなければならない」ことが少しずつ消去されて来ていることでした。
年賀状を25日までに出さなければならない・・、仕事を後いくつか片づけなくてはならない・・、本もあと何冊か読まないと今年のノルマが達成できない・・、忘年会もあと何回か顔を出さねばならない・・、等々年当初まで振り返ってみれば、よくもこんなに多くの「~しなくてはならない。」をコナシテきたなぁ~・・っと、感慨に浸りながら深いため息を吐くのです。
五木寛之氏の「ゆるやかな生き方」の中にこんな一節がある・・。「ある著名な宗教家が、亡くなる時に、かすかにつぶやいたという言葉が、ずっと頭に残っている。”自分の一生は、雑事に追われてすごした一生だった”と、いうのがその言葉である。どんな立派な最後の言葉よりも、この正直な述懐こそ宗教家にはふさわしい。人は雑事に追われつつ一生をすごすのである。」・・この一節に触れたとき、自分が日頃追い回されている「~しなければならない」こと、は「雑事」にすぎないとは思いたくないが、考えようによっては限りなく「雑事」に近いような気がしているこの年末です。
役職を多く担っていると幾多の方面からの依頼があり、「~しなければならない」ことが年々多くなって来ているようです。

でも、偉そうに役職を多く担っている人より、日々家事にいそしみ・・何時までに子供を迎えに行かなくては・・今日はどこそこのドラックストアーがポイント2倍の日だから・・冷蔵庫にないアレはあそこのスーバーが特売日だから何時までに行かなくっちゃ!・・っと毎日分刻みで「~しなければならない」に追われている主婦のみなさんこそが、私の何倍も時間との戦いを送っていることを思うと、私の「~しなければならない」なんて、とてもゆったりしたものなんだなぁ~・・と、改めて反省をしてみたりしてみます。
でも、来年は67歳になる身としては、そろそろ「~しなければならない」時代から「~してみようかな」といった、ゆったりした2017年になることを望みつつも、年明け早々の仕事始め式の挨拶文二つと、新年祝賀会の挨拶文5つと、会社と商工会議所の勉強会の準備を「~はじめなくっちゃ!」と、考えながら年を越すことになりそうです。

お問い合わせ

表面処理のご相談や資料のご請求などお気軽にお問い合わせください

サンプルめっきのご相談 不良解析・表面分析のご相談 表面処理に関するお問い合わせ めっきサンプル帳のお申し込み
TEL
0265-78-2510 0265-78-2510
FAX
0265-78-4173