良きライバル?
- わくわく旅行
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今日は、午前中 Fischer 社、午後はベンツの工場見学と久しぶりに真面目?な海外での終日研修日となりました。
ベンツの工場では溶接工程は全てロボット化されており、広大な工場の中、人間の姿はほとんど見ることが出来ず、いずれの日にか人工頭脳をもったロボットが反乱したら大変なことになるな~・・と、あらぬ事を想像しながらの・・・でも、最先端の製造技術に触れることが出来た見学会になりました。
より刺激的だったのは、ベンツの工場見学前に視察した Fischer社でした。中でも、コンサルタント部門のカイゼン担当の女性マネージャーの事務所のカイゼン事例を目の当たりにしたことです。
非製造部門でのカイゼン事例は珍しかったし、何より興味深かったのは彼女が日本のある会社に見学に行った折、ヒントを得た数々が具現化例として示されたことでした。
ドイツは、自動車をはじめ様々な製品開発に於いて先駆的な役割を果たし続けて来ましたが、近年、カメラ、自動車、工作機械等の分野に於いて、開発を先駆けたのはドイツだが、それらを安価で大量に市場に提供し、市場を制覇したのは日本だった・・と、ドイツにとっては由々しき問題が顕在化しているのです。
しかし Fischer社に於いては、日本と友好関係を築き、聞くところによるとカイゼン等会社にとって有益な成果を挙げた社員には、ご褒美として日本と日本の友好会社への旅行を与えているとの事・・その成果の一端が今回示された女性マネージャーによる事務部門のカイゼン事例のプレゼンだったのです。
こうした良き関係が築けることを念頭に、我が社も新たなアクションを起こす必要性を強く認識したエキサイティングな工場見学となりました。