音楽の都~ウィーンで美に感動!
- わくわく旅行
さすが音楽の都だけあって、市内を巡ってみると、オペラ座をはじめ、年頭恒例ニューイヤーコンサートの会場であるウィーン楽友教会の黄金のホールや、ウィーン交響楽団の本拠地コンツェルトハウス等、市内至るところに音楽の殿堂がある。今日も王宮でコンサートがあったし、市内一番のお買い物地域であるケルントナー通りを歩いていたら、そこでもコンサートがあるようで会場に入れない人たちが会場外で屋外ビジョンを観ながら鑑賞していた。
今回残念ながら時間が無いツアーだったので、夜ミニコンサートに出向いたのみで、本格的なウィーン音楽には触れることが出来ませんでした。
しかし、わたしが感動したのは、美術史博物館であのフェルメールの「絵画芸術」をはじめブリューゲルの「雪中の狩人」「バベルの塔」やベラスケスの「青いドレスのマルガリータ王女」ラファエロ等、学生の時教科書に載っていた名画の数々に触れられたことでした。
事前に予習して来なかったので、ここでこんな素晴らしい名画の数々と出会えるとは夢にも想っていなかったものですので、感動もひとしおでした。でも、よーく考えてみるとここウィーンは名門ハプスブルク家の本拠地であった処ですので、その威信をかけて名画が収集されたことは当たり前なことなのです。
そして、やはりウィーンと云えばあの人、クリムトに会わないわけにはいきません。
ベルヴェデーレ宮殿でクリムトのあの世紀末の色彩の代表作「接吻」に感動しつつ、それと同様わたしが好きな彼の風景画にも会えることが出来、また同時代の作家であるエゴン・シーレの作品にも多数ふれることが出来、大満足な一日になりました。
やはり芸術の中心地に相応しい美の数々がここウィーンにはあり、それにはヨーロッパの歴史を動かしたハプスブルク家という存在と、今でも国民に慕われているフランツ・ヨーゼフ1世と皇后エリザベートの影響の強さを感じずにはいられません。