熊本地震
- ほんの出来事
アノ熊本地震の時、震源地益城町の隣町の大津にあるKホテルに泊まっていました!
実は、15日に全国の同業者の集まりでメンバーの熊本のオジック・テクノロジーさんの見学・研修会が予定されておりました。しかし、集合時間が熊本駅・空港に13時だったため、新幹線や航空機を利用しても伊那からは当日間に合いません。ですから、しかたなく前日に名古屋空港から熊本に入ったのです。レンタカーなどを利用して熊本まで行くことも考えましたが、翌日のお昼集合だったのでなるべく空港に近いビジネスホテルを予約したのです。
この歳になると、夜繁華街に繰り出す元気も欲望もなくなりますので、ホテル近くのトンカツ屋さんで質素?な夕食を摂り、下手なマッサージに辟易した後本を読みながら一杯始めようと思っていた矢先、携帯からの緊急警報と同時に”どっカーン!”と下から突き上げられ「いったいどうしたんだろう?」としばし、唖然としたのでした。早速TVをつけてみると、震源地はここ熊本でマグニチュード7との速報が出ていました。
洗面台のガラスコップは落ちて砕けるし、棚にあったドライヤー等が落ちて散乱してはいたものの、館内放送でエレベーターは緊急停止してはいるが、このホテルは新しく且つ耐震対策は万全なので安心して下さい・・との一報に安心はしました。しかし、余震が頻繁で且つ結構揺れの程度が半端ではなかった・・ので翌日からの予定はすべてキャンセルすることにいたしました。
翌日10時に予約してあったタクシーで熊本空港まで戻り、チケットの変更を依頼したらすんなりと交換してもらうことが出来ました。離陸まで5時間ほどありましたが、持参したたくさんの本のお陰で退屈することも無くロビーで待つことが出来ました。
しかし、昼食をと思って3Fに行くとそこは真っ暗で、すべてのレストランが断水のため休業していたのです。売店に行って、パン等ないか?と尋ねてもまったく無いとの事で思案にくれていると、売店の女性が美味しいおつまみがあるから、それで昼食代わりにしたら?とアドバイスしてくれたので、早速購入して食べたおつまみがとても美味でした。
そんなこんなで、結果的には帰ってきた翌日早朝に本震が発生して甚大な被害が広がってしまったのです。結果的に、個人としては不幸中の幸い・・となったのですが、見学予定だったオジック・テクノロジーさんも被害にあわれましたので、なるべくオジックさんに負担と迷惑がかからぬ範囲で、オジックさんが要望している事やものを研究会のメンバーがまとめて送ったり連絡取り合うことになったのが、唯一少しほっとしている点です。
会社として仲間の手助けをすることはもちろんですが、被害にあわれた方々への支援も会社としてこれから出来るだけのことをすべきだな・・と感じた、今回の熊本地震でした。