GSH
- 思いついたまま
2008年度の仕事始めに当たって、これからはGSHで行こうと思っています。
高度成長時代、日本のそれを数値化した代表がGNP(国民総生産)でありました。そしてGNPは今でも世界第2位をかろうじて堅持してはいます。しかし、第2位の座を中国に奪われるのも時間の問題になった今、昨今の国内の不祥事(偽・・年金問題、食品表示の偽り、老舗商法の驕り等)と共に日本もいよいよ陽落ちる国になってしまったのだなぁー、と実感した年になってしまいました。
でも、新年早々ですのでそんなに泣き言ばかり言ってはおられません。一寸視線を変えれば同胞東南アジアにはまた違った視点で理想を追い求める国があるのです。
それは、ブータン。第4代国王として16歳で即位したシグミ・シンゲ・ワンチュクが提唱した総生産にかわる国民総幸福量(GNH)という概念がとても新鮮に感じられる国です。
ともすれば、物質の豊かさのみ追いかけてきた日本人が忘れていた大切な物・・心の豊かさをブータンという小国が気付かせてくれたかも知れません。
サン工業もいたずらに規模の拡大を求めるのではなく、ここに働く社員の皆さんが幸せを感じられる会社になる事が何より大切な事と思っています。
その実現は、永遠のテーマかもしれませんが、それでも果敢に挑戦するに値する素晴らしい永遠の頂だと感じています。
GSH→Gross SUN Happiness(サン工業の社員の総幸福量)はステークホルダーと共にしか成し得ないものですから、そんな心意気を感じていただけるサン工業でありたいと思っています。