GrammicheleのFrancesco
- わくわく旅行
今日はアグリゲント観光定番の世界遺産に登録されている「神殿の谷」と少し離れたところにある国立考古博物館を午前中観光しました。
その後シシリア島観光最大の目玉であるタオルミーナまで6時間以上移動するのですが、その途中嬉しい出会いがありました。
昼食を摂ろうと小さな町Grammicheleに寄ったところ、その複雑な迷路のような街には人影も無く、ましてや食堂の姿など何処を探しても見当たらず、途方にくれていた時出会ったのがフランチェスコだったのです。どこか人の良さそうな彼は食堂を案内するのにその複雑な街の形態からか説明するのをあきらめ、彼らしい30年以上も前のルノーのワゴンで我々をレストランまで先導してくれたのでした。
案内してくれたのは観光客相手でない、まさしくローカルのレストランでしたが、その食事とハウスワインは素晴らしかった!
日本人など初めての彼らは一家をあげ歓待してくれ、食事の終わりには首に調理のメダルをかけて記念写真に加わってくれました。
そこに再度、かのフランチェスコが通りがかり、今度は彼の収穫したオリーブをオリーブオイルにする工場がすぐそこにあるから見学しないかとの申し出に、即座にOKし想像以上にシンプルなオリーブオイル製造工程を見学する事が出来ました。
もう一軒もう少し近代的なオリーブオイル製造工場もあるというので、そこもついでに見学し日本に帰ったら皆で撮った写真を送る事を約束して別れました。
時間にすれば2時間足らずの出来事でしたが、オリジナルな旅だからこそ経験できた貴重な体験でした。
こうした出会いがこれからも積み重なれれば良いなと思いながらシシリアの小さな町を後にしたのです。