トスカーナ
- わくわく旅行
夢にまで見たトスカーナに来てみると、そこには思い描いていたトスカーナの景色がマンマ目の前に次から次へと展開されるのに圧倒されてしまいます。
パッチワークのような柔らかくなだらかな丘陵地に点在する、糸杉の並ぶアプローチの先にある茶色の石造りの可愛い住居が行く先々で目を奪うので、車で移動中もひと時も気を抜くことが出来ません。
カメラ片手に右左に発現してくる魅力的な家々を激写しようにも、理想的なアングルと撮影チャンスはそう訪れることはありませんので、結局日本に帰ってからトスカーナの素敵な写真集を購入しなければ!・・と眼前に展開される美しい景観に見惚れることと、それらをなるべく脳裏に焼き付けることに専念することに宗旨替えをしながらのトスカーナ観光になりました。
どこを切り取っても「絵」になるトスカーナを前にして、この景観と自然が織りなす資産に我が郷土がどの位魅力的な地域と胸を張って言えるのだろう?・・とか、この地域に負けない魅力をどのように付加しようか?・・等、考えながらの旅行はアタマをフル回転しなければなりませんので、思ったより結構疲れる旅行になるのです。
でも、ここに匹敵するかどうかは別として我が郷土の自然と文化は世界の誇れる部分が多々あるので、そうした新たな視点と新たな価値観を形成するには、こうした先輩の世界遺産見学と実体験が何より必要だと改めて感じた今回の旅行でした。