春と秋の2回行われる日本商工会議所の春の総会に、伊那商工会議所の正副会頭全員と専務理事の計5名で参加いたしました。
まあ、時間と機会が合うと今回のように安部首相の祝辞を聞けたり、総会後の懇親会では様々な政党の政治家の皆さんにお目にかかれる機会もあるんですが、ぶっちゃけ年に2回の花のお江戸でのセレモニーといった雰囲気が濃厚な総会でもあります。

しかし、わたしもこの総会に参加し始めてもう11年目になってくると、それまで感じていた単なる花のお江戸のセレモニーとは違った、やはり日本の活力をもう一度復活させるために、多くの中小企業で組織されている商工会議所の存在の大切さを改めて認識する場となって来ているのです。

年に2回花のお江戸に上京するのに、単なるお祭りの場とするのではなく夜は一流のお店で一流のサービスを体験すること、一流の味を体感すること、一流のお店が醸し出す満足感を肌身で感じることが今の地元のお店との差を会得でき、そのギャップを明白にすることで一流の商工会議所の座標軸が出来るものと信じて、なるべく予算と機会が許される範囲で足を運ぶことにしています。

今夜は一昨年恵比寿に移転した『Lawry's The Prime Rib』で美味しいお肉をいただくことにいたしました。
今回は、Woodward Canyonのオーナー兼ワインメーカーのリック・スモール氏を招いたスペシャルディナーで、彼のワイナリーの素晴らしいワインを堪能出来た素晴らしい一夜になりました。

また、貴重な時間を使って上京するのだから変化する商業施設を見学するか、本物の美に触れることも商工会議所をあずかる立場として大切なことであるとの認識から、今回は森美術館で開催されていた「フェルメールとレンブラント：17世紀オランダ黄金時代の巨匠たち展」を見学してまいりました。

やはり、本物に触れることでそこから「何を？」感じるのか、それぞれの皆さんは熱心に見入っておられました。
こうした機会を重ねることによって、是非伊那の地に「Something else」を導きたいものだと思います。