感受性・感動力低下の危機
- 思いついたまま
今回、めっき研究会の研修でタイのバンコクに来ました。
タイに来たのは9回目で、20年ほど前は技術供与で集中して来ましたが、その後観光でカンボジアに行ったときにトランジットのついでにチェンマイまで足を伸ばし、ナイトバザールで似顔絵を描いてもらった以来、久しぶりのタイです。
旅行に行くとき常に心がけているのは、何処に行き何を観たか・・ではなく、その地に行って、何に感動し、何を感じ、何を想い、それによってどのようなインスピレーションを得たか?・・が、わたしにとって、とても大切な事だと思いながら旅行することなのでした。
それが最近、海外に旅行しても以前のように単純に感動し、様々な刺激を得ていろんなインスピレーションを感じることが希薄になったというか、あまり感動しなくなってしまっているのです。
久しぶりのタイに来たら、幾つもの発見と感動が得れるものと期待して来たのですが、以前のようなめくるめく感動は全くありません。
これは、既に訪れてしまっているので感動が希薄になっているのか?・・で、あれば良いのですが、単に加齢による感受性の後退だとすると申々しき事態だと思うのであります。
瑞々しい感性が、いつまでも続く事でないことは重々承知してますが、それでもせめて後十年くらいは感動し、心が千々に乱れ、何歳(いつ)になっても若々しい感受性を失いたくないと思っています。