ノアの箱舟(船体製作その1)
- 密かな楽しみ
今年のお盆休みは春のゴールデンウィークにつづき暇だったので、かねてより時期が来たらつくろうと思っていた「ノアの箱舟」づくりに挑戦することにしました。
せっかく作るのだった少しは気合を入れて作品と言われるくらいのクオリティーのモノにしようと帆船模型製作の動画をYouTubeでイヤと言われるくらい見て、その制作方法をしっかりアタマに入れてから取り掛かりました。
何故ノアの箱舟なの?って言われそうですが、何となく作ってみようと思っただけなんです。
いつものようにラフなイメージを描いてこれをもとに図面に落としていきます。
こんな絵で完成イメージがつかめるのかって?・・・はい。だいたいアタマでは出来上がっているんです。
今回の作品?はけっこう精度をあげて取り掛からないと上手く行きそうもありません。
帆船模型作りの動画をYouTubeでこれでもかって言うほど見て、構造体の外寸をメモしたものを会社の製造革新室の朴さんに3DCADで図面に落としてもらい、製作に取りかかりました。
ホームセンターから買ってきたMDFをバンドソーとヘグナーの糸ノコ盤で切り出し船体の構造体が揃った。
組み立てると船らしきフォルムが見えてきて何だか嬉しくなる。
なので、つい気分が高揚してきて物干しざおに洗濯バサミでくっつけて写真を撮ったりしてしまうであります。
さて、これからが本番。船体に外板を貼っていく工程です。1mm厚のライム材で貼っていくんですが、船首部分のアールがキツイのでハンダこてで水に浸したライム材を熱しながら曲げていく地味な作業をしていきます。
長時間かけて血のにじむような?地味で根気と根性だけの努力の結果ようやく船らしくなってきました。
庭に製作途中のブツを置いて、このような自分の気分が高揚するような写真を撮ってモチベーションを維持しなければやっていけません。
こうしてさらに生地を磨いて・・・。
甲板も一枚一枚色を変えたりしながら貼っていきます。キレイに貼れたけど、少しキレイすぎるから、ちょっとサンドペーパーをかけることなどしてエイジングしてみましょう。
何となく出来上がって来たみたいですが、実はこの後この外板の上に仕上げの古い材木を使用したような出来上がりにするため、もう一枚エイジング加工した板を貼るキツイ作業が控えているのです。
真夏のクソ暑いなかでの、さらに作業場が何と!温室の中での作業ですので、文字通りパンツ一丁で作業しています。見苦しい姿をお見せして申し訳ございません。
夏休みに始めたノアの箱舟づくりですが、中々思うように作業ははかどっていません。完成は多分来年のお正月休み過ぎになるのではないでしょうか?完成が近づいたらまた報告いたします。