サン工業株式会社

社長のひとり言

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チームラボ「踊る!アート展と、学ぶ!未来の遊園地」

  • ほんの出来事

いつものように”何気なく”BSを観ていたら、そこに目を引く映像が飛び込んで来ました。

とても懐かしくでもとっても斬新で、とても子供じみていて、でもとっても大人が楽しめて、おもちゃの世界で、でもとってもサイエンスな空間がそこにはありました。何時までたっても大人子供である、私にとっては「絶対!行って体験しなくちゃ!」のイベントでありました。

わたしにとって初めて国立科学未来館なるところへ年甲斐もなく出向いたのですが、会場に近づくにつれ「何か場違いなところへ来てしまったなぁ~」・・っというのが正直な感想でした。なるほど、学年末の春休み真っ只中の折、見渡す限り母親+子供2~3という組み合わせの小団体で会場は溢れていました。

会場での説明・・・デジタルにおける表現の追究人類は、デジタルという概念を手に入れました。それは、便利だとかコストの革新だけではなく、美の概念を拡張できることだと僕らは信じているのです。 

例えば、人とアートの関係性を劇的に変えることだと考えています。見て感じるだけではなく、より参加し、体感するものへと変えることができるのです。そして、人々のふるまいそのものが作品を変化させるのです。個と作品の関係から、集団と作品の関係へと変えるのです。そう、作品の前の人々の関係性にも影響を与えるのです。また、作品を創るというプロセスも広がります。僕らは、デジタルという新たな方法論によって、古来の日本の空間認識の論理構造を模索するというサイエンス的なアプローチを試みているのです。そしてそれを再利用することによって新たな視覚体験を試みたり、近現代の人々の世界の捉え方への問いを投げかけたりしています。古来には、人類が長年培ってきたにも関わらず、近代社会とは相性が悪かったために捨てられただけにしかすぎないものの中に、新しい社会のヒントがあるのではないかと信じているからです。

・・???良く解らんなぁ~・・と、言うのが説明文を読んでの正直な感想でした。

でも、僕もびっくりしたことなのですが、週末になるとその美術館は子ども連れが非常に多くなります。親は子どもに現代アートに触れてほしいという思いが強いのでしょう。そして、子どもが美術館の中で騒いでいるのです。そこの人々は、子どもが騒ぐことは当たり前だと思っているのでしょう、子どもは美術館でも騒いで良いのです。僕らが展示した作品の中の一つに、同じ空間で大勢が同時に関わることができる作品があったのですが、そこには子どもが大勢集まり、大はしゃぎを続けていました。子どもたちは、共同で、とても知的に創造的なことを行っていたのです。

このアート展の一番のウリは、作品に参加し体感する。つまり、作品が人々の振る舞いによって自由に変化することだとか、人々が空間の中を自由に歩き回りながら体感することと、相性が良いという発見をしてもらいたいのです。鑑賞者は、じっと止まって鑑賞する必要もなければ、作品は、それによって変容的にも関わらず美しさを維持できるのです。鑑賞者も作品も、より自由になれるのです。

でも、こうした実験的なアート展に参加??出来ただけでも、日本の未来は明るいなぁ~・・と久々に感じられた、楽しい且つウキウキする展示会なのでした。興味ある方、この展示会は5月10日(日)までですので、念のため・・・。

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