スコールにヘミングウエイを思う
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パラデロのホテルでウトウトしていたら夕刻6時を廻っていて窓の外を見ると先ほどとは一変した威圧的な雲が表れていた。瞬く間に異様な色彩の雲が頭上を覆い遠くで稲妻が光ったと思うと地響きのような落雷音につつまれた。
これがスコールなのか?と町中にいるときには気づきようのない海上に発生したスコール雲のすざましく急激にその姿を変貌しながら成長していく様を観察することがホテルの部屋から出来た。
ホテルにいるうちは極安心して平静な気持ちでそれらの変化の様を観察していれるが、漁に出ている人たちにすると緊張した面もちでそれらの変化の様を観察しているに違いない。
カリブの海の透明さと青さと厳しさに魅かれてキューバに住み着いてしまったヘミングウエイの気持ちが少しだが理解できたような気がした。