感動!ライトアップのブタペスト
- わくわく旅行
10年近く前に「世界一の会」で来たことのある、チェコ・ハンガリー2カ国研修旅行での記憶が遠のきはじめていたハンガリーへ、再び訪れることが出来ました。以前来た時は、もう二度とここに来ることは無かろう・・と、諦めていたハンガリーへ再度来ることが出来たのは、感動以外何物でもありません。
前回来た時、くさり橋付近の船上で夕食を摂った後繰り広げられた花火大会のことは、今でも鮮明に憶えています。
その時初めて、ここの花火は単なる花火大会では無く、オペラの演目に似た演出をしていることに気付いたのです。最初はショボイ花火がポッポッ・・と上がるのみで、そのとき我々は「やはり花火は日本のほうが数段上を行っているね~。」と上から目線で冷ややかに眺めていたのですが、終盤になるとくさり橋は大型プロジェクターでライトアップされ、その背後に絢爛豪華な大輪の華の饗宴が演出されるまで延々と花火が打ち上げられたのを見て、完全にヤラレたと完敗を潔く認めたことを鮮明に想い出されます。
そして今回、あのような感動は2度と味わえないであろうと半ば諦めて訪れたプダペストでありましたが、やはりブダペスト!新たな感動を再度味あわせてくれたのでした。
それは、夕食後のナイトクルーズで、われわれ20名のグループは貸切の舟に乗り、夜のとばりが漸く下りた6月のドナウ河に繰り出したのでした。
以前は停泊したままの船での夕食と花火のサプライズでしたが、今回は見どころ一杯の夜のブダペストをライン河から眺める企画でしたので、とても期待が膨れるのは無理もありません。
そして、その期待どおり、いやそれ以上の感動をブダペストは私たちに与えてくれたのでした。
目まぐるしく変わる天候のため、ブダペストの街はどんよりした雲におおわれていましたが、それが幸いして夜のクルーズ船から見た王宮やくさり橋、マーチャース教会や国会議事堂等々、これでもかといった按配で目の前に現れる優美な景観の数々に、われわれのボルテージは振り切れたままになっていたのです。
感心したのは、どこぞの景勝地のように色鮮やかなライトアップではなく、大人の色合いを大切にした暖色、しかもアーバンがかったオレンジ一色に統一された演出がとても素敵なのでした。
わが故郷はこうした景勝地には足元にも及びませんが、いろいろ参考になるテーマを与えてくれた今回のブダペストなのでした。